2016年09月20日(火)

「『私の女奴隷のところにおはいりください。たぶん彼女によって、私は子どもの母になれるでしょう』アブラムはサライの言うことを聞き入れた」創世記16:2



神はアブラムに子供を与えると約束された。満天の星を見せられ、
あなたの子孫はこのようになると。神は、約束を必ず成就されるお
方であり、しかしそれは、神の御心の時に、御心の方法において成
される。結果オーライなのではない。お心に適った方法でなされる。

約束はあったが、なかなか実現せず、夫婦には大変な忍耐の時であ
った。そんな中、サライが女奴隷ハガルによって子供を得る事を提
案する。当時の風習では普通の事であった。アブラムは妻の側から
の申し出であり、受け入れた。しかし、ここでアブラムは、神に祈
るべきであった。神に尋ね求め、お心を聞くべきであった。

だが、自分たちの考え、世の風習、常識、肉で誤った道に進んでし
まった。その結果、ハガルは身ごもったが、高慢になり、子供を産
めないサライを見下すようになった。そんなハガルをサライはいじ
め、苦しめた。神の秩序が狂うと、争いが産まれ、皆が平安を失っ
て行く。サライは夫に、あなたのせいでこうなった。ハガルには我
慢できないと、文句を言い責める。

するとアブラムは「あなたの好きなようにしろ」と言う。アブラム
はリーダーシップも、責任も取らずに、逃げる。するとサライはま
すますハガルをいじめ、ハガルは余りの辛さに逃げ出す事になる。
御心をそれると、皆がそれぞれ心に傷を負い、混乱して行く。神を
待ち、御心に従う時、そこに秩序があり、周囲も平安で、神の栄光
を見て行く。自分の思いで進もうとしていたら、今一度神を見あげ、
待ち望もう。
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長く待たされて状況が開かれずにいると「たぶん・・」と人間的な
思いに強く惹かれてしまう。間違いに気付いたら主が導き返してく
ださる。御心か肉の決断か良く悟れるよう祈っていこう。