2019年06月20日(木)

「私たちはこの人たちをこの仕事に当たらせることにします。そし て、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにしま す」使徒6:4


初代教会は大きく成長する中で、アナニヤとサッピラの偽りを主が
対処された。その後、問題が勃発。ギリシャ語を使うユダヤ人のや
もめ達から、毎日の配給が不公平だと不満が起き、苦情が出た。使
徒たちは配給に多大な労力と時間が取られていた。祈りと御言葉の
奉仕の重大性を考えた事だろう。

そこで12使徒は弟子たち全員に告げた。この問題の解決のために、
神の言葉と祈りが最優先であると。神の言葉を教える事を後回しに
して、食卓の事に仕えるのは良くないと。祈りと御言葉の奉仕を第
一にする事、そしてそのために、御霊と知恵とに満ちた評判の良い
7人を選出し、この事に当たらせるようにと。使徒たちが御言葉の
奉仕に専念できるように。

この解決は全員の承認が得られ、一致の中で行なわれた。皆に平安
があった。問題に良い解決が与えられた結果、「こうして神のこと
ばは、ますます広まって行き」「弟子の数が非常に増えて行き、多
くの祭司たちが次々に信仰に入った」。働きに実を結んで行った。
使徒たちが御言葉の奉仕に専念できた事が大きかった。

目の前の問題解決だけでなく、豊かな結実へと導かれた。私たちに
も問題は次々に起きる。その時に「祈りとみことばの奉仕に励み」
の通り、まずよく祈り、御言葉に聞いて行く事が大切だ。主の御心
を悟り、その通りに従って行く時に、問題解決へと導かれて行く。

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問題が起きた時に、主が飛んでパニックになってしまう。問題が問
題で、何とかしなければと右往左往し、目の前の解決に悪戦苦闘す
る。そうでなく問題が来た時は、まず祈ろう。そして静まって御言
葉を聞き、その御声に従おう。その時に主が働かれ、みわざを見て
行く。