2020年03月21日(土)

「ダビデは『アヒトフェルがアブシャロムの謀反に荷担している』 という知らせを受けたが、ダビデは言った・・『アヒトフェルの助言 を愚かなものにしてください』」Uサムエル15:31


アヒトフェルはダビデの議官だが、ダビデの息子アブシャロムに荷
担との情報が来た。裏切り行為だ。その時にダビデはどうしたのか。
まず、主に祈った。アヒトフェルの助言を愚かなものにと。なぜな
ら彼は知恵ある助言をした。それは人が神に伺って得る言葉のよう
であり、ダビデにもそう思えた。

その彼は、アブシャロムに、ダビデのそばめの所に入るなら、あえ
て父に憎まれる事をしている事になり、民は勇気を出すと助言した。
アブシャロムはそれを聞き入れ、全民の前で、父のそばめ達の所に
入った。ダビデは姦淫の罪が赦されたが、これは痛い刈り取りであ
った。罪の赦しと共に「白昼公然とあなたの妻達と寝るようになる。
あなたは隠れてしたが、わたしはイスラエル全部の前で、太陽の前
でこの事を行おう」と主から言われていた。

続けてアヒトフェルは作戦をアブシャロムに告げる。今夜、ダビデ
を襲い、王だけを打ち殺し、すべての民を連れ戻すと。だが、アブ
シャロムはフシャイの意見も聞いた。ダビデの友フシャイはアヒト
フェルに反対し、ダビデに有利に計った。アブシャロムは、フシャ
イの方を取り入れた。

これはダビデの「アヒトフェルの助言を愚かなものに」のまさに祈
りの答えであった。主が彼の謀り事を打ち壊されたのだ。私たちも
窮地に立つ時、何よりもまず祈ろう。祈りにこそ大きな力があり、
神は祈りに答え、御心を示し、みわざをされる。

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ダビデは「・・助言を愚かなものにして下さい」と祈った。自分で
どうにも動けないし、何もする事が出来ない時がある。何のすべも
無いと感じる。しかし、祈る事ができる。そしてそれは最大の力だ。
何のすべも「無い」時に、祈りが「有る」。主を信頼して祈ろう。