2020年06月20日(土) 「もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助 けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの 父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、 この時のためであるかもしれない」エステル4:14
「もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助 けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの 父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、 この時のためであるかもしれない」エステル4:14
エステルは、両親を亡くし、伯父のモルデカイに育てられた。その エステルが、次の王妃に選ばれた。そんな時にハマンは、ユダヤ民 族根絶やし計画を、王に狡猾に取り入り、実行に移した。ハマンの 悪巧みであった。モルデカイは、このユダヤ民族の突然の危機に際 し、王にあわれみを求めるよう、エステルに伝えた。 エステルは、召されずに王のもとに行く者は死刑であり、そして自 分は王のもとには、召されていないと答えた。だが「この王国に来 たのは、もしかすると、この時のため」とのモルデカイの言葉によ り、エステルは3日3晩の断食の祈りを、皆に要請し「私は、死な なければならないのでしたら、死にます」と命がけで、王にユダヤ 民族の救いを訴えた。 それは王に聞き入れられ、ユダヤ民族は絶滅から救われた。エステ ルがこの時期に王妃にされたのも、主の計画の内であった。これは 王妃であるエステルにのみ出来る事であり、他の誰にもできない。 その地位と立場も、神によるものだ。私達も皆、それぞれの場に、 神の摂理のもと置かれている。 今、難しい厳しい現実であっても、神の御心があり、ご計画がある。 そこであなたの使命がある。エステルは主に明け渡し委ねた。危急 の時に、私たちは焦り、解決策を探し回る。しかし方策ではなく、 全く主に明け渡した人を通して、主がご自身のみわざをされる。主 に自分自身をゆだね、明け渡すことを祈ろう。 ・・・・・・・・・・・・ 今、いる場所は、偶然ではなく、たまたまではなく、主のご計画に よる。主が遣わされた場で、主からの使命があり、自分にしか出来 ない、なすべき事が備えられている。そのところに焦点を当てて、 祈っていよう。そしてなすべき事がわかったら、従おう。