2022年06月20日(月)

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し 遂げてくださる」詩篇37:5



よく耳にする。思い煩いが苦しくてたまらない。心が重く沈み込ん
で、喜びも平安も無い。主にゆだねたら良いと、わかるのだがゆだ
ねられなくて、悶々としてしまうと。「ゆだねる」とは、石を転が
すという意味で、私たちの大きな重くて負えない石を、主の上に転
がしてしまう事だ。

転がした石は、もう自分の手には無い。自分の手の中は空だ。その
ように、ゆだねるとは、きっぱり主の手に渡してしまう事だ。する
とその問題は主の手に渡るので、思い煩いが消える。不安が失せ
て、
心は平安になる。ところが、ゆだねなかったり、ゆだねたつもりな
ら、結局は自分が握ったままなので、不安は消えない。

ある人が、突如起きた深刻な問題に、ずっと思い煩いが続いた。恐
れと不安にさいなまれる。胃が痛くなって来る。胸に鉛があるよう
に重く苦しい。主にゆだねたら良いとわかるのだが、ゆだねられな
い事に気づいた。どうしても自分が握っていて手放せないのだ。

なぜ手放せないのか。自分が放してしまうと、すべてが崩壊してし
まうように思えるからだ。何もかもだめになってしまうと。だから
ますます堅く握りしめる事になってしまう。しかし苦しくてたまら
ず、あるがままを祈っていた時に、気づかされた。

自分は主を信じられないから、手放せないのだと。自らの「不信
仰」
に気づかされた。心から悔い改めた時に、主にゆだねる事ができ
た。
心の鉛が消えて、平安と安堵に満たされた。
------------
主の最善を信じられずに悶々と悩む不信仰に気づきたい。自分で解
決方法を模索している間はずっと不安は続く。悔い改めて、不安が
来る度に主に委ねられるよう祈りを変えていこう。