2022年11月20日(日)

「ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟 子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた」使徒9:36


ある人が、夫の転勤で海外に住む事になった。初めての海外生活で、
言葉もわからず、右も左もわからなかった。夫は、日中は仕事に出
てしまう。一人で不安な中、丁度近所にいた日本人クリスチャンが、
何かと大変親切に手取り足取り助けてくれた。買い物に誘ってくれ、
地域の地理や様子を教えてくれ、事務手続き等も助けてくれた。

本当に助かり、どんなにか有難かった。そんな中、教会の日本人集
会に誘われた。特に求めがあったわけではないが、しかし良くして
もらって、感謝でならず、お礼のつもりで行った。するとその日本
人集会の人々にもまた、大変親切にしてもらい、助けられた。お返
しのつもりで、続けて通っていた。

行く度に、説教を聞くのだが、それが不思議が起きて、段々心に響
いて来るのに驚いた。ぐいぐいと心に入って来て、心が動かされ、
ある日、はっきりと主を受け入れ、招きに進み出た。感謝と喜びが
湧いた。そして主を知るに従って、ますます喜びに溢れた。そんな
中、周囲の人々の愛情と親切により、主に出会えた事の感謝を覚え、
自分も出来る事をしたいと願った。

祈っていると、洋裁の賜物が与えられていて、仕えて行きたいとの
思いが与えられた。家庭を開放し、無料洋裁教室を開き、聖書のお
話をした。女性方の楽しい交流の場ともなり、多くの人々が集い、
何人もの人々が救われて行った。主は良いわざを用いて下さり、主
のみわざをして下さる。

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クリスチャンからの親切を受ける時、その背後にあるものに目が向
く。小さなものでも、五つのパンと二匹の魚を、主にお献げする時、
主が祝福して下さる。手の中にあるものをお献げしよう。証しのた
めに用いられる。