2023年05月21日(日) 「主は、アベルとそのささげ物とに目を留められた。だが、カイン とそのささげ物には目を留められなかった。それでカインはひどく 怒り、顔を伏せた」創世記4:4
「主は、アベルとそのささげ物とに目を留められた。だが、カイン とそのささげ物には目を留められなかった。それでカインはひどく 怒り、顔を伏せた」創世記4:4
カインとアベルは各々献げ物を、主のもとに持って来た。その時、 アベルの献げ物は受け入れられ、カインの献げ物は受け入れられ なかった。それにより、カインは怒った。怒るという事は自体が、 自分の方が正しいとする態度だ。主をどこまでも正しいとするな ら、自分の側に何か間違いがあると受け取るはずだ。 しかしカインはそうでなかった。自分の側の問題を認めず、受け 入れない主に対して怒った。主を正しいと認めないので、アベル をも認めることができない。そのため受け入れられたアベルにひ どく嫉妬し、激しい憎悪を向けた。「あなたが正しく行なったの であれば、受け入れられる」とあり、つまりはカインは正しく行 なっていなかった。 もし動機が正しければ、良心にやましいところが無ければ、真っ 直ぐに立っておれる。「あなたが正しく行なっていないのなら、 罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている」間違ってい たなら、悔い改める事ができる。悔い改めなければ、罪に支配さ れてしまう事になり、罪に罪を重ねてしまう。 悔い改めなかったので、カインはアベル殺害へと至ってしまった。 しかし殺害後も、主は「アベルはどこにいるのか」と、尚も悔い 改めの機会を与えられる。主はあわれんでいて下さる。神のあわ れみは尽きない。カインは主のもとへ行き、御心に従い、献げ直 すことができた。私たちも間違ったなら悔い改め、赦されて、軌 道修正され、方向変換し、御心へと歩んで行ける。 ・・・・・・・・・ 日々の生活で、御霊が気づきや示しを与え、主の御心へと導いて 下さっている。無視したり、ないがしろにする時に、罪へと進ん でしまう。そこで、ありのまま祈ろう。「従えないです、心がど うにもならず、助けて下さい」と祈ることができる。