2023年06月20日(火)

「下がれ、サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは 神のことを思わないで、人のことを思っている」マタイ16:23



主が、ペテロに「わたしをだれだと言うか」と問われた時に、ペテ
ロは「あなたは、生ける神の御子キリスト」と正しい立派な答えを
した。しかしその後、主が苦しみを受け、殺され、復活するとの話
をされると、ペテロは、何と主をいさめた。「そんな事が、あなた
に起こるはずがない」と。主を制したのだ。

主は、それを「下がれ、サタン」と、「サタン」だと言われ、主の
邪魔をするものだと、叱責された。十字架を否定し、挑んで来る敵
を見破られた。ペテロにすれば、良かれとの思いで、主のためを思
って言ったつもりだった。しかしそれは人間的な、肉の価値観であ
り、又、高慢であり、自分の分も越えていた。

つまりサタンの思いであり、主のみ思いに反するものであった。人
は、自分の聞きたくない言葉は退け、聞きたい言葉を聞いていると
言われるが、主がローマ帝国をくつがえし、主の王国を打ち建てる
という事が聞きたい言葉であったろう。それが殺されるなどと、と
んでもない言葉だった。それから、主は「わたしについて来たいと
思うなら、自分を捨て・・」と続けられた。

もし、主について行きたいと思うなら、自分の思い、自分のプラン
を捨てる必要があると。私たちもどうだろう。自分の思いで、自分
の聞きたい言葉を取るなら、悪魔に誘導され、主の御心と反対方向
へ向かってしまう。御霊の気づきを祈っていよう。
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望み通りになって欲しいと思っていると大切な主の御心がわからな
い。わからない事にも気づかない。その弱さは常につきまとう。主
の邪魔をしている祈りではないのか、気づけるよう祈っていたい。