2025年04月20日(日)

「ヘロデが、ヨハネを正しい聖なる人と知って、彼を恐れ、保 護を加えていたからである・・ヘロデはヨハネの教えを聞くと き、非常に当惑しながらも、喜んで耳を傾けていた」マルコ6:20



ヘロデ王と兄嫁ヘロデヤの結婚は不法であり、ヨハネはその
事を糾弾していた。そんな彼を恐れつつも、ヘロデは教えを聞
いていた。その中、ヘロデヤの娘が踊った時に「何でも欲しい
物を与えよう」と誓った。娘は母親に言われ「ヨハネの首を」と
願った。王は非常に心を痛めたが、誓いと人々の手前、体面
のためにヨハネを殺害した。

ヘロデは、神の言葉を喜んで聞くだけで、御言葉に向き合い、
悔い改める事は無かった。神に従い、自分を変えて方向変換
する事をしなかった。ヘロデは最高権力を持ち、心痛むなら、
娘の願いを退けられた。その立場にいた。しかし言われるが
ままに従った。ヘロデは、神を恐れず、人を恐れた。

めんつを取り繕うことが最優先であった。そのために大きな
過ちを犯してしまった。私たちはどうだろう。自分が思う以上
に、人の目を気にし、縛られているものだ。人への恐れのゆ
えに、事を誤ってしまう。そうであれば、神の言葉を喜んで聞
いていながら、御言葉には従わない事になる。人への恐れ
は、古い性質に根深く培われている。

人にどう思われるかが、気になって仕方が無い。まず気づき
から始まる。絶えず御霊の気づきが、与えられるよう祈り、無
い振りせず、認めて行こう。御言葉を喜んで聞いていても、従
わないなら、実を結ぶことがない。実を結ぶ生涯とされるため
に、今、目の前に示されている一歩を踏み出せるよう、祈ろう。

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御言葉を喜んで聞くが、聞くだけで行なわないなら、自分を
欺いていると言っている。聞くだけで終わると、欺瞞に気づ
かなくなってしまう。祈って、御霊の助けを受け、一つ一つと
示しに従って行こう。