2004年06月20日(日)

偽預言者たち。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます」(マタイ7:5)

深酒の夫を持つ妻がいた。夫婦喧嘩が絶えなかった。酒量がどんどん増え、家計に響き、やがて給料を前借するようになった。毎日喧嘩になり妻は実家に戻ったりしていた。助けが欲しくて妻は教会を訪ねた。聖書を学ぶうちに光で射されるように自分の姿が見えた。夫を軽蔑し見下しさばいている自分の恐ろしく高慢な醜い姿が。恐れおののいて神に御前に悔い改めた。夫へのそんな自分の心がますます夫を酒へと追いやっていた事に気づいた。罪深いのは自分の方で、謝るのは自分だと、夫に心から今までの態度を詫びた。その時から夫が変わった。教会へも来てくれるようになった。相手を責める自分の内に、更に大きな梁がある。それに気づけるように。
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相手が悪いとしか見えない自分は暗闇の中にいる。要注意だ。光が無い状態だ。闇が目を見えなくして、自分が見えない。自分がどこへ行くのかがわからない。「自分が正しい」に立っている限り闇の中で自分の姿が見えない。梁に気づけるように。