2007年05月21日(月)

「しかし、舌を制御することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています」ヤコブ3:8



舌の被害は、甚大だ。舌は小さ
な器官だが、小さい火が森を燃
やす。舌は火であり、不義の世
界だと。その邪悪さは地獄のよ
うだ。舌は誰も制御する事がで
きないと言われる。舌を制する
事はそれほど難しい。敵対心や
批判、憎しみの言葉は世界を駆
け巡り、誰も阻止する事ができ
ない。言葉の失敗は取り返しが
つかない。心してわきまえるべ
きだ。失敗すれば、謝ればよい
のだからと、軽率な、無思慮な
感情的な言葉を口にすべきでは
ない。「ごめんなさい」と謝れ
ば赦されるだろうが、相手につ
けた心の傷は深く残る。長年か
けて培って来た信頼関係が、一
瞬にして崩壊する事もあり得る。
失敗してからでは遅い。心しよ
う。日ごとに唇の守りを祈ろう。
噂話、陰口の火が、あなたの所
へ来たなら、あなたが消火すれ
ばよい。逆に、はっきりと直言
しなければならない時がある。
愛をもって真理を「語る」べき
時に、語らない事も罪だ。あな
たはそちらの弱さだろうか。面
と向かっての忠告、警告は難し
い。愛ゆえに語ったとしても、
相手には痛く、辛い事なので嫌
われるかも知れない。しかし、
導かれたなら、へりくだって、
柔和に忠言すべきだ。舌は慰め
や励まし、人を引き上げ、生か
す言葉も語る事ができる。舌を
御霊に支配して頂こう。   
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言葉を簡単に口から出している
が本当にそれは必要な言葉だろ
うか。人を建て上げ、人を慰め
るための言葉だろうか。またや
たらと、人に気を使うだけの、
毒にも薬にもならない言葉だろ
うか。よく吟味してみよう。