2007年07月21日(土)

『「あなたの父と母を敬え」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです』エペソ6:2


モーセの十戒の5番目であり、対人関係の
一番最初に来ている。約束が伴い「あなた
の神、主が与えようとしておられる地で、
あなたの齢が長くなるためである」。親は
子供に良かれと思い、子供のためを思い、
厳しくしつけ、叱る。しかし、子供の側で
は、親の心がわからないので、取り違えて、
自分を嫌いだから叱り、自分は愛されてい
ないからだと思ったりする。親も親で子供
を思う気持ちと裏腹に、子供を自分の思通
りにしたいと、底にある、実は自分中心な
自我に気づく事は大切だ。そうでないと子
供は歪んでしまう。子供の側としては、親
を敬う事は神の御心だ。神の喜ばれる事で
あり「良い父と母」「立派な尊敬できる父
と母なら」敬えとは言っていない。「あな
たの父と母」だ。時に暴力を振るう親や、
感情をぶつける親、口やかましい親、アル
中の親がいるかも知れない。もしその親を
軽蔑し、見下し憎むなら、神との関係にひ
びが入ってしまうのだ。神を敬う事ができ
なくなってしまう。「天の父なる神」と
「自分の父」が重なってしまうのだ。上に
立つ権威にも従う事が難しくなる。親を否
定すると自分を否定する事になり、自己矛
盾を起こす。親を敬う事は、取りも直さず、
あなたの幸せのためだ。難しければそうで
きるよう、主に祈り求めよう。
・・・・・・・・・・・・・
祈りは力だ。できない事を認めて、主の助け
を仰ごう。主は必ず心を変えて下さる。親を
尊敬する事が、親への最大の証しであり親の
救いにつながって行く。