2001年09月19日(水)

「窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされないのです」(詩編102:17)


ある婦人が熟年に達した時、身体の
ために運動を始めた。サイクリング
同好会に参加し、だめだったら引き
返そうと、いつも皆の一番後部を走
っていた。ある日の走行は長距離
だった。一人で帰れないので、置い
て行かれないようにと必死について
行った。折り返し点まで到着し、
もうクタクタだった。帰りは強風に
向って漕がなければならない。
もう身体は限界で足も動かなくなり、
心臓も高鳴った。「神様、風を静め
て下さい。進めません」と祈った。
すると、風は更に強くなった。又、
祈った。「助けて下さい。もう走
れない。」すると、もっと風が強
くなった。突き進む以外に道はな
く、祈りに祈りながら必死で突き
進んだ。すると完走できたのだ。
神は祈りに別の形で答えられたの
だ。状況を変えるのではなく、漕
ぐ力を与えられた。しばしばあな
たの祈りに形を変えて答えられる。
よく答えを見張れ、彼女は達成感
と充足感を与えられた。最善に
答えて下さった。