2009年06月16日(火)

「カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた」創世記4:5



カインとアベルが献げ物を献げたが、アベルの献げ物は受け入れられ、カインの献げ物は受け入れられなかった。その時、カインは、正しい神が受け入れられないからには、自分の内に何か原因があるのであり、それを捜して、悔い改めるべきであった。

しかし、カインはそうはせず、「ひどく怒り、顔を伏せた」自分に問題があるのでなく、神がひどい神であり、間違っているかのような態度だ。神の主権を認めることをしなかった。

神を認めないので、いわんやアベルを認めることもできない。
神に受け入れられたアベルに嫉妬し、その妬みは激しい憎悪となって行った。

神は「なぜ、憤っているのか」と御声をかけられ、悔い改めの機会を与えられる。「あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる」と。

つまり、カインは正しく行なっていなかった。「罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている」それゆえ「それを治めよ」と。

罪は悔い改めなければ、罪の上に更に罪を重ねてしまう。神の警告に従わないで、無視する時、罪に身を委ねてしまう。はっきりした行動となって罪を犯してしまう。

アベル殺害に至ったように。心の中の妬みや憎しみ、敵対心の一つ一つを、悔い改めよう。罪を悔い改める事が、治めることだ。次の罪へと進む事から堅く守られる。
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悔い改めの機会が与えられているのに悔い改めたくない。それは妬みや憎悪という罪の強さに勝てないからだ。自分の力では、決して激しい憎悪は治められない。怒り罪を重ねる前に、すぐに祈り、御言葉を聞こう。