2009年07月20日(月)

『「主よ。この人はどうですか。」・・「・・あなたに何のかかわりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい」』ヨハネ21:22



ペテロは、主に従って行こうとした時に、ヨハネのことが気になった。「主よ、この人はどうですか」と。あなたにも、「この人」、特に気になる相手がいるだろうか。

友人や同僚だろうか。特に、同世代や、同種類、自分に似た境遇、似たような相手に、競争意識を持ちやすい。いつも気になり、負けたくないと思ってしまう。
表には出さないが張り合っている。

それは高じて妬みとなる。あなたはどうだろう。人知れず心の奥に潜む妬みが無いか。
妬みは、誰しもの心の奥に根深く巣くう罪だと言われている。
いつも相手と比較し、勝ちたい。

劣等感があるから優越感に浸りたい。その根は高慢であり、妬みがあると、必ず平安を失う。妬みは癌のようだ。浸食し、心を腐らせて行く苦い根だ。
ある人は、友人が賞を得て、人々の賞賛の的になった時に、心のざらつきを感じた。
何十年も全く気づかなかった事だが、心の奥にはっきりと妬みを示された。

最初からあったものだったが、認めたくなくて、ふたをしていた。心から悔い改めた。
平安と喜びが満ちた。あなたにも、ざらつく心があるだろうか。

ペテロは横のヨハネでなく、上の主を真っ直ぐに見上げる事により、殉教の死にまで、従い抜く事が出来た。
「この人」と言っている自分に気づき、その視点を常に「わたしに従いなさい」との主に向けよう。そこから平安が流れて来る。
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クリスチャンは、自分は他の人と違っていると知っている人達だ。神様が特別と見て下さっている自分、そしてその神様のご愛は他の人にも及ぶ。それぞれの祝福を祈り、自分に与えられた信仰生活を全うして行こう