2009年10月20日(火) 「・・神の国はあなたがたに来ているのです」ルカ11:20
「・・神の国はあなたがたに来ているのです」ルカ11:20
神の国=神の支配という意味だ。神がご支配しておられる、 それが神の国だ。 では、神の支配の中なら悩みや問題の無い、平安と喜びに 満ちた状態だろうと思う。なぜそう思うのか。 悩みや問題は、苦しみや葛藤をもたらすものであり、悪と の価値観からだ。避けたい忌むべきものだ。神なら、人間 に幸せをもたらすべきであり、幸せとは苦しみや悲しみの 対極にあり、心に葛藤の無い状態、平安、喜びだ。 だから、神は、私たちに問題の無い状態をもたらすはずと 思っている。 しかし、それは人間が勝手に思い込んでいる神像だ。 人間の思う神は、自分にとって好都合な神であり、利益を もたらしてくれる神だ。人間中心に考えるので、そうなる。 それゆえ、聖書の神もそうあって欲しいと思う。 だから、神が支配する所なら、何の心配も悩みも無いはず になる。 しかし、そうではない。神の支配は、私たちを拘束し抑え つける支配ではなく、又、何もかも私たちの願い通りにな るものでもない。ご自分の子供を与えて下さり、罪も死も 引き受けて下さった、無条件の、一方的な、犠牲的愛の支 配だ。今、この愛のご支配の中に置かれている。 だから、痛い事や辛い悲しい事も起きるが、忌むべきもの でなく、愛なる神からであり、愛ゆえだ。一つ一つは益と なり、成長させられ、神を更に親しく知って行ける。 必ず結果的に祝福となる。 ------------------ 悩みや問題のない世界ばかりを求めてしまう。自分の内か らも外からも痛みや苦しみが来るが、全ては神様のご支配 の中だ。そこを通らなければ知り得ないものがあると信じ、 向き合って行こう。