2012年01月20日(金)

「あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし・・彼はわたしの名のために一つの家を建て」Uサムエル7:12


ダビデは、主のためにと神殿建設を願った。しかし、その願いは退けられ、彼の子供が神殿建設を果たすとの御心が示された。「あなたの身から出る世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる」、彼が家を建てると。次世代に委ねられており、彼の子がその王座を堅く立てると。ダビデが神殿建設をしたかったが、主からの答えは明確な「ノー」だった。時に、私たちも、このような状況に出会う。

自分の切なる願いが、はっきりと「ノー」と言われた時どうだろう。二つの態度が取れる。一つは、思い通りにならない事に、失望落胆して、やる気を失い、又、いじけてしまう。もう一つは、「ノー」を、主からのものと受け入れ、では、自分の思いでなく、主の御心が成し遂げられるために、自分はどう動けばよいのか、何をすべきかを考える。

ダビデは、主からの「ノー」を受け入れ、息子ソロモンが建設に当たるとの御心を知り、そのための準備に回った。これがダビデの信仰であり、素晴らしさであった。政治的、経済的安定がなければ、神殿建設は不可能だ。ダビデは諸外国の敵と戦い、政治的安定の基盤を築いて行った。「主は、行く先々で勝利を与えられた」御心に従うダビデに、主が連勝を与えられた。そして次々の膨大な金銀の戦勝品を、建設資金に献げた。自分の道が閉ざされた時、ダビデにならおう。主はすでに、自らの道と大きな祝福を備えて下さっている。
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「ノー」が神様からの答えだと受け取れることは大きな祝福だ。最善の道、神様のご計画は確かに別にあるのだから。日々の様々なことにいつも選択がある。御霊に歩ませて下さいと祈り、耳をすましていたい。