2014年01月20日(月)

「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」ルカ22:32  



私達は皆、失敗する。どんなに気をつけていても、機械でなく、人間である限り失敗する。自分がこんなミスをするなどとは、信じられないと思うが、人間であるゆえだ。大事な事は、その失敗から「学ぶ」事だ。これが一番重要であり、失敗したら学べば良い。もう一度やり直せば良い。やり直す事ができる。

幸せな結婚生活は何と麗しい素晴らしいものだろう。しかし、幸せな家庭は、努力無しには有り得ない。人は皆、わがままであ、自己中心で、放っておくと自分勝手な道に向かって行く。「私たちはみなさまよい、おのおの自分勝手な道へ向かって行った」の通りだ。

それぞれが自分の思い通りに、好きな事だけをしていたい。双方がそうであれば、和合でなく分裂、無関心、又、争いになって当然だ。双方で「自分の利益を求めず」「愛は礼儀に反することをせず」「自分にしてもらいたいことをし」互いに調整し合う必要がある。それは自分を捨て、自分に死んで行く歩みだ。

ペテロも大失敗をした。事もあろうに主を裏切ってしまったのだ。もう取り返しがつかないと思った事だろう。しかしそれで終わりではなかった。ペテロは砕かれた。主の豊かな赦しを受け取り、再び主によって回復させられ、建て直された。私たちも失敗する。その時、落胆して主を離れるのでなく、すぐ主のもとへ行こう。豊かに赦して下さる。そして、その失敗をも益として、兄弟のために用いて下さる。何とあわれみの主だろう。
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どんなに失敗しても「主のもとに行こう」との信仰がなくならないように、主が祈っていて下さる。なんと愛されている事だろう。試みに会い失敗する度に主のあわれみを知り、自分の無力を知る。