2014年03月20日(木)

「彼らは出かけて、小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた」ヨハネ21:4



主が十字架にかかる前に、兵士たちに捕らえられた。その時に、ペテロは3度も否み、主を裏切ってしまった。「全部の者がつまずいても、私は決してつまずかない。牢であろうと、死であろうと、覚悟はできている」と言ったペテロであった。又、ペテロだけでなく、弟子たちも主を捨てて一目散に逃げ去ってしまった。

ペテロや弟子たちの心は、どんなものであったろう。挫折して、意気消沈、傷ついた心は深く痛んでいたろう。主の指示によりガリラヤに戻ったペテロと弟子たちは、捨てた網を再び取って、漁をした。しかし、何もとれなかった。どんなに虚しく、暗たんたる気持ちであったろう。

その時、岸べから「舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます」と言う声が聞こえた。彼らはその声に従い、右側に網を下ろした。すると、網を引き上げる事ができないほどの大漁であった。以前同じ光景があった事を思い出し、主だと気づいた。

今、あなたも心が傷んでいるだろうか。失望落胆しているだろうか。何かの事で、後悔の念でいっぱいだろうか。そんな私たちの岸べに、主が立って下さっている。豊かに赦し、再び引き上げ、回復させ、立たせて下さる。いつも人生の日々の岸べに、主は立っておられる。
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大きな失敗をして挫折を経験する。しかし、主は私たちがそのような者だと知っていて下さり、心配して祈っていて下さる。主に向かおう。主がまた信仰に立てるように回復させて下さる。