2014年09月19日(金)

「そこでダビデは、いっしょにいた六百人の者を連れて、ガテの王マオクの子アキシュのところへ渡って行った」Tサムエル27:2 



サウル王に、殺意でつけ狙われていたダビデは、逃がれに逃れてい
たが、いつも死と隣り合わせで、どんなに恐怖であったろう。いつ
かはサウルに殺されるに違いないと思った。そして、自分を救うべ
く考えに考え、その対応策として、敵であるペリシテの地へ逃れる
ことを思いついた。そこなら追って来ることはないと。

「ダビデは心の中で言った」とある。祈ったとは記されていない。
ダビデは、どんな時も主に伺いを立てた。祈り、絶えず主に導きを
求めて歩んで来た。しかしここでは祈らずに、自分の思いで決めた。
恐怖と思い煩い、不安に飲み込まれてしまった。600人を連れてガ
テの王アキシュの所へ行った。

自分の思いで進んだ結果、アキシュのもとで、嘘に嘘を重ねる事に
なり、更にアキシュと共に、同胞イスラエルと戦争するはめに陥っ
てしまう。サウルやヨナタンと戦わなければならない。しかしそこ
に神が介入された。ペリシテの領主達が、ダビデが裏切るのではと、
参戦させないように言って来た。アキシュはそれを受け入れ、ダビ
デは同胞との戦争を免れた。最悪の事態から神は守られた。

「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」。
人を恐れる時、サタンの罠にかかってしまう。バアルとの戦いに大
勝利の後のエリヤもイゼベルを恐れて逃亡。えにしだの木の陰で死
を願った。人や状況や自分から、神に視点を移そう。主を信頼しよ
う。サタンの罠から守られる。
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恐れがあると目に見える人や状況が大きく見えて、これしかないと
進んでしまう。よく祈り、それが主からのものか肉のものか悟れる
よう導きを求めよう。