2015年02月17日(火)

「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます」ヨハネ16:8



ある人が、ずっと誰にも頼らずに、自分の力で生きようと頑張って
来た。人に弱みを見せたら負けと、決して見せまいと、肩ひじ張っ
たて生きて来て、しんどい人生だった。失敗した時は、環境のせい、
相手のせいにして、突っ張って、いつも言い訳し、自分を正当化し
て来た。

そうしなくては、自分が崩れてしまうからだった。自分しか頼れる
ものが無く、自分しか信じられるものが無かった。そんな自分だっ
たが、対人関係で苦しんだ時に、友人に誘われるまま、教会に足を
運んだ。しかし、頑なな自我があり、自分を罪人だと認めることが
できない。又、神に頼るなどと、弱い者のする事で、到底受け入れ
られなかった。

自分の人生を、自分の力で生きなくてどうする。心にムクムクと反
発心が湧き上がった。しかし友人は親切であり、状況も苦しかった
ので、そんな思いながら通い続けていた。その状況が更に厳しくな
り、もうどうにも出来ず行き詰まってしまった。その時に「神が本
当におられるなら、わかりたいです」との叫びとなった。

その日から何かが変わった。罪人などでは決してないと思っていた
自分が、表向きは良い顔をし、しかし心の中で人を見下し、軽蔑し、
さばいている事を。又、人のためにと思いながら、実は人に良い人
だと見られたい虚栄心が動機である、自分の「罪」を示された。神
の御前に悔い改めた時に、今まで感じた事のない安堵、平安を経験
した。
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御聖霊に教えられ、励まされ、慰められてこの世を歩んでいる。生
まれつきの自分にはない主の御思いがわかる者にされていることに
感謝して、少しでも従い整えられていきたい。