2015年08月20日(木)

「その時、ダビデは言った『主よ。どうかアヒトフェルの助言を愚かなものにしてください』」Uサムエル15:31



アヒトフェルはダビデの議官であったが、ダビデの息子アブシャロ
ムの謀反に荷担しているとの知らせが来た。その時にダビデは祈っ
た。アヒトフェルの助言を愚かなものにされるようにと。ダビデが
そう祈ったのは、アヒトフェルが知恵ある助言をするからだった。

当時、その助言は人が神に伺って得る言葉のようであり、ダビデに
もそのように思われた。アヒトフェルは、アブシャロムに次のよう
に助言した。ダビデのそばめの所に入るなら、父に憎まれるような
事をしている事になり、従う民は勇気を出すと。それを聞き入れ、
アブシャロムは全イスラエルの前で、父のそばめ達の所に入った。

ダビデの姦淫の罪が赦されたが、これは痛い刈り取りであった。
「白昼公然と、あなたの妻達と寝るようになる。あなたは隠れてそ
れをしたが、わたしはイスラエル全部の前で、太陽の前で、この事
を行おう」と。続けてアヒトフェルは作戦をアブシャロムに告げる。
今夜、ダビデを襲い、王だけを打ち殺し、すべての民を連れ戻すと。
しかし、アブシャロムはフシャイの意見も聞いた。

フシャイはアヒトフェルの作戦に反対し、ダビデに良いようにうま
く計った。アブシャロムは、フシャイの作戦を取り入れた。これは
神がダビデの「アヒトフェルの助言を愚かなものにして下さい」の
祈りの答えだった。主が彼の優れた謀り事を、打ち壊された。私た
ちも窮地に立つ時、まず主を求め、祈ろう。祈りにこそ何よりも大
きな力があり、神は祈りに答え、働かれる。
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祈りこそ私たちの力だ。御言葉を握りしめ祈りあかす試練の時だけ
でなく日常の些細なことでも、ダビデのようにいつも祈りと共に過
ごそう。自分の浅い価値判断で動くことから守られる。