2016年05月20日(金)

「何も思い煩わないで・・あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が・・心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」ピリピ4:6



私達は、ああでもない、こうでもないと、くよくよと思い煩い、平
安に喜んで過ごす時を無駄にしていないだろうか。だが思い煩いの
中にいると、なかなか気づけない。先の事を思い煩うだろうか。思
い煩いは亡霊だ。現実では無い将来の事で、ただただ堂々巡りし、
何も生み出さず、不毛の時間だ。心は暗く落ち込む。

又、「思い煩い」は「心を分割する」との意味がある。マルタが主
をもてなすために、あれもこれもと心が分割しイライラした。何も
しないでいるマリヤに腹を立て、それを許している主まで責めた。
自分で何とかしようとする時、思い煩う。自分の力でするなら、自
分の肩にすべてがかかるので、どうにも対処出来ず、いら立つ。主
に頼らず、自分でする時に思い煩いに支配される。

又私たちは、どうしても人が気になる。あっちにもこっちにも良く
思われたい。誰からも嫌われたくない。主の目でなく、人の目を気
にする時に、どう思われているかが気になって仕方が無い。人のあ
の言葉、この態度と思い煩う事になる。

とにかく思い煩いが起こると、それを主に告げることだ。ありのま
まの思い、思い煩いの原因や気持ち、心の悶々をそのまま主に告げ
よと。心の分割を主に告げて行くと、主が受け止めて下さったと信
じることができ、主がまとめて行って下さる。そして心を平安にし
て下さる。
------------
ああでもない、こうでもない、ではどうしたいのか。出口の無い思
いを巡らしている事に早く気づこう。そして祈りに変えて天に上げ
よう。明日を知っておられる主と語ろう。