2002年06月19日(水)

「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない」(ヘブル13:5)

海外留学をしていたある学生。家族、
友人達と離れた異国の地で一人暮らし
だった。ある時、深い孤独感に襲われ
た。ホームシックにかかり、一人ぼ
っちに感じられた。毎日毎日多忙な
スケジュールに流されていた。突然
心にぽっかり穴があいたような虚し
さに襲われた。将来に対する不安と
共に、自分がなぜここにいるのかが
わからなくなりそうだった。窓の外
は霧が立ち込めていたが、ふと目を
やると、明るい太陽の光線が差し込
んで来た。ふっと神を思い、神が共
におられることを感じさせられた。
忙しさにかまけて、神との交わり
をおろそかにしていた事に、気づ
かせられた。不安と虚しさはそこ
から来ていたのだ。神との時間を
取り、神と交わった。豊かに報われ
みこころに従って、今の場所にいる
事、将来も御手の中であるこ事を
思い起こさせられ、平安が戻って
来た。神との交わりから離れる時、
霧の中にさまよう。