2016年11月19日(土) 「彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを 成功させてくださるのを見た」創世記39;3
「彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを 成功させてくださるのを見た」創世記39;3
人には、様々な思いがある。あれをしよう、これをしよう、思いが 湧き、予定を立てる。だが「人の心には多くの計画がある。しかし 主のはかりごとだけが成る」とあるように、主の御心だけが成就す る。自分の思いはあるが、神のみ思いだけが成し遂げられて行く。 ヨセフは、兄達たちに妬まれ、隊商に売られ、そのまま見知らぬ異 国へ。ヨセフはどんなに不安で、恐れに襲われた事だろう。しかし 異国の地で、売られた主人に忠実に仕えた。「主がヨセフとともに おられた」とあり、主の計らいにより、主人に信頼を寄せられ、全 財産を任せられた。まさに主による事であった。 しかし次には、主人の妻の悪意により、無実の罪で投獄の身に。そ こでも「主が共におられ」、監獄長の心にかない、全囚人の管理を 任された。主の働きであった。献酌官長を通してすぐにも出獄かと 思うと、尚も2年が過ぎた。神の時は長い。結果的には2年だが、 その渦中では、どんなに試された事だろう。 主の計画は大きく、最終的に総理大臣となり、飢饉からヤコブ一族 を救う事になる。命を救うための神の計画であったことがわかる。 ヨセフにも自分のプランがあったろう。しかし、神の計画を受け入 れ、そこで砕かれ、練られ、信仰の成長と共に使命を全うできた。 私たちも、常に主が共におられる。何があっても、主から来ている。 そこに主を認め、従って行こう。その時、主の御心が成し遂げられ て行く。それは、私たちの一番の喜びでもあるはずだ。 ・・・・・・・・・・・ ヨセフは奴隷、囚人となったが、どんな境遇になろうと「主が共に おられ」た。ここが大切だ。そして兄達の悪意で、エジプトに売ら れたが「私をここに遣わしたのはあなたがたではなく、実に、神」 と言った。この神視点で、目の前の問題をとらえられるよう祈ろう。