2018年04月19日(木)

「神よ。私を探り、私の心を知ってください・・私のうちに傷のついた道があるか、ないかを見て、私をとこしえの道に導いてください」詩篇139:23




ある人が、夫から、勤めている会社を辞して、神学校へ行きたいと
の決心を打ち明けられた。その時に、表向きは快く賛成したのだが、
本心では、これから生活面はどうなるのかと、もう足下が崩れるか
のような極度の不安だった。その不安は心を暗くした。主は、何も
いっさい思い煩うなと言われる。

経済的にも、環境的にも、これから先も守り、すべての必要を満た
して下さるお方ではないか。全能の主ではないか。だのに、このど
んよりした重苦しい心を主の前に注ぎ出し、心の内を探ってもらい、
祈った。長く祈り続けていた時に、心の内が照らされた。自分はク
リスチャンで、主を信じ、主に頼っていると思っていた。

思っていたつもりが、実は、この世の富やこの世の地位、安定、人
にどう見られるか、それが自分にとって、非常に大切なものであり、
偶像であることを示された。この世のものをしっかり握りしめてい
る姿を示され、御前に悔い改めた。その時、心の不安と恐れが取り
去られ、心が平安にされた。

主を信頼しているつもり、委ねているつもりなのだが、何かある時
の、心のザラつきや、不安、痛みを通して、心の奥にあるものを探
られる。委ねている「つもり」なので、なかなか気づかない。しか
し何か心に刺さる時、ザラつく時、心が暗くなる時、御前に心静め
て祈ろう。御霊は心の内を照らし出し、平安の無い原因を示して下
さる。悔い改めたり、矯正され、正されて、御心の道へと導かれる。
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何かが違うと示されているものを悟りたい。知っているつもりの心
が壁となっていないだろうか。ざらつく思いを流さず全て主に向け
て祈ろう。新たな一歩が与えられる。