2019年03月20日(水)

「エリヤはアハブに言った『私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる』」T列王17:1



エリヤはアハブ王に2.3年、雨が降らないと告げた。アハブ王の追
っ手から逃れるため、主は、エリヤをケリテ川のほとりにかくまわ
れた。「そこであなたを養う」と。主が「養う」と言われたからに
は、状況に関係無く絶対的な保障だ。命は守られる。日照りで飢饉
になる中、ケリテ川の水を飲み、食物はカラスが運ぶと。

奇跡で養われ、ケリテ川が枯れた時に、次に、やもめのもとへ行く
よう示された。飢饉は拡がり、イスラエル全土だけでなく、シドン
にまで達していた。次は、やもめが養うと。カラスの次は、異邦人
の女性だ。プライドはどうだったろう。しかしへりくだって、主の
言葉の通りに従った。そのやもめは、かめに一握りの粉と、つぼに
少しの油とで、子供と最後の食事をして死のうとしているところだ
と言う。

その死ぬ前の食事を、まず私の所へ、などと非常識な事は言えない。
しかしエリヤは信仰に立ち、主を信じ、主の言われた通りに従った。
「まず私にパンを下さい」と。そうするなら、飢饉が終わるまで、
かめの粉は尽きず、つぼの油は無くならないと。彼女はエリヤの言
う通りにした。すると主の言葉通りに奇跡が起きて、大飢饉のまっ
ただ中で、やもめと子供は奇跡をもって養われた。

一握りの粉を献げ、3年半の糧を満たされた。神の奇跡は、御言葉の
通りに従うところに現れる。それは一見、常識や、この世的な価値
観からすると、理解できない事があるかも知れない。しかし従う時
に、「私の仕えている主は、生きておられる」事を、身をもって経
験して行く。
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恐れずに信じた者だけが主の栄光を拝する。様々な問題を通して主
は、目に見えるものや力に頼ろうとする弱さを示してくださる。
信仰へと進もう。