2019年06月19日(水) 「その後、サムソンはソレクの谷にいるひとりの女を愛した。彼女 の名はデリラといった」士師記16:4
「その後、サムソンはソレクの谷にいるひとりの女を愛した。彼女 の名はデリラといった」士師記16:4
サムソンは力の賜物を与えられたナジル人であった。しかし、自分 が好意を持つデリラによる誘惑に勝てなかった。誘惑は少しづつ、 しかし執拗に欲望に働きかけてくる。最初は、少しなら大丈夫と油 断してしまう。アルコールやギャンブル依存、薬物依存の人も、少 しなら何の影響もないと思い、段々と深みにはまって行く。 デリラはペリシテ人の領主たちに、サムソンの力の秘密を探るよう 頼まれる。それでデリラはサムソンに力の秘密を尋ねる。しかし3 回もだまされたデリラは、しつこくサムソンにせがむ。「毎日同じ ことを言って、しきりにせがみ、責め立てた」ので、サムソンは死 ぬほど辛かった。デリラを失いたくない、失う事が恐いサムソンは、 とうとう力の秘密を明かしてしまう。 髪の毛に秘密があったが、その髪の毛をそり落とされ、ペリシテ人 に捕らえられてしまった。「毎日、しきりにせがみ」私たちもどう だろう。毎日しきりに執拗に聞く言葉が、肉の言葉、サタンの言葉 であればどうだろう。サタンは、あなたの弱い所を毎日しきりに攻 撃して来る。それは妬みや憎しみや貪欲、不安や思い煩いかも知れ ない。それはサムソンのように行為へと進んでしまう。 日々しきりに来ているサタンからの思いに要警戒だ。サタンからの 思いは拒否しよう。「彼は主が自分から去られたことを知らなかっ た」、何と悲しい事だろう。逆に、主のおしえを喜びとし、昼も夜 もその教えを口ずさむなら、御言葉が心に満ちるならどんなに祝福 で幸いだろう。 ・・・・・・・・・・・・ 「毎日、しきりに」思いに来るサタンに気づこう。デリラを愛し、 執着した。心に握り締めている欲や妬み憎しみ野心思い煩い、執着 しているものにサタンは狙って来る。主に明け渡せるよう祈ろう。 御言葉に心を向け、御言葉を絶えず思い、握りしめていよう。