2019年07月20日(土) 「しかしヨナは、主の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、 立って、ヨッパに下った」ヨナ1:2
「しかしヨナは、主の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、 立って、ヨッパに下った」ヨナ1:2
ヨナは、敵であるニネベへ行けとの、主の命令が気に入らなかった。 それで「主の御顔を避けて」反対方向タルシシへ向かった。すると 主は大嵐を起こされ、船が難破しそうになった。くじを引いて災い の原因を知る事になり、ヨナに当たった。ヨナは自分のせいなので、 嵐を静めるために、自分を海に投げ入れるようにと言う。 海に放り出されたヨナを、主は大きな魚に飲み込ませられる。ヨナ はその魚の腹の中で祈り、悔い改めた。悔い改めとは、主への方向 転換で、向きを変える事だ。思考が変わり、行動が変わる事だ。魚 から出されたヨナは、今度は主の命令に従った。 ニネベへ行った。言われた通りに御言葉を伝えると、人々は悔い改 めた。そのため神は災いを思い直された。だがヨナは敵が赦される 事が面白くない。、主に、不満、怒りをぶつける。ヨナの思いでは、 神は味方を守り、敵は滅ぼすべきだ。私達も、自分の思いが強い時、 主が自分の思うように動かれないと、いら立ち、不満、不信感が募 る。 しかしそれはあくまでも自分の思いの神だ。実際の神とは違う。自 分の思いの神像を造り上げている。だが神は、そんな、だだっ子の ようなヨナをなだめ、どこまでも忍耐強く見守られる。お前のよう な者はだめだ、とは言われず、ヨナの気持ちを受け止め、とうごま まで備え、愛をもって忍耐深く教え導かれる。 ヨナと同様、あなたの気持ちを受け止め、愛し、導いて下さる。 今、不満や怒りがあるだろうか。「主の御顔を避け」ているだろう か。まず主に告げ、ことごとく内にある思いを打ち明けよう。主は、 正直な気持ちを愛をもって、受け止めて下さる。そして御心へと導 いて下さる。 ・・・・・・・・ 御心が好きでない時、都合悪い時、「主の御顔を避けて」反対方向 へ向かってしまう。御心に従わない。しかし御心をそれるヨナを変 わらず愛されたように、忍耐持って悔い改めに、方向変換に導いて 下さる。今、もし御顔を避けているなら、立ち返って、主に向こう。