2003年01月20日(月)

「私は自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいと思うことをしているのではなく、自分が憎むことを行っているからです」(ローマ7:15)


 私達は信仰生活で経験するところだ。「この事を
考えない、これを欲してはならない」しかし、そう
すると、その悪い思いに、罪の欲望に一層強く傾き
支配されてしまうのだ。禁じられた思いを振り払お
うとすればするほど、ますます泥沼にはまって行く
何かの思いを追い払う方法は、他の思いを入れる事
だ。みこころではない欲望を追い出す方法はそれを
抑え込む事ではなく(そうするとますます欲望が猛
威を奮う)もっと強い他の欲望を持つ事だ。
健全な欲望は他の欲望を追い出してしまう。タバコ
と飲酒の誘惑と欲望に襲われる少年が、もう一つの
欲望、大好きなサッカー選手になりたいという欲望
によって、良い欲望が悪い欲望に打ち勝って行く。
最後まで罪の性質はあるが、主を知れば知るほど、
その豊かさに飲み込まれて行く。