2023年12月19日(火)

「・・神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのこ とを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 ローマ8:28


バビロン捕囚は、ユダヤの民にとって大きな厳しい試練だった。祖
国を追われ、捕虜となり、敵国に移される。状況を見るなら、絶望
のどん底だ。どんなに悲惨で、真っ暗闇な事だろう。艱難、苦しみ
であり、混乱だった。しかし、結果的に見れば、それは御言葉の通
りに、平安を与える計画であり将来と希望のためのものであった。

なぜなら、ユダヤの民は、捕囚の苦しく辛い試練により、悔い改め
て主に立ち返れたからだ。厳しく辛い出来事であったが、信仰を回
復する事ができた。預言通りに、70年後にエルサレムに帰還する事
になる。主の大きな奇跡が成就する。「あなたがたのために立てて
いる計画」、バビロン捕囚は不運で起きた事でなく、たまたまで
も、人間による事でもなく、主の御手による計画だと。

それも目に見えるところは、絶望と動揺、恐れ、混迷にかかわら
ず、将来と平安と希望のための計画だと。縦糸と横糸が織りなされ
て、きれいな織物が完成するように、主は艱難の中で、苦しみの中
で練り込み、御霊と一つにして行って下さる。私たちにも、平穏に
暮らしている時に、突如の試練が降りかかる。ある日突然気がつく
と、厳しい苦しい辛い事態の中にいる。

しかし、信仰人生で起こる一つ一つの出来事は、偶然でなく不運な
のではなく、サタンにほんろうされているのでなく、すべて主の綿
密なるご計画だ。それは、私たちのためであり、偶然でなく完璧な
る主の配慮のもとで来たものだ。私たちも後に、それこそが主の深
い愛である事が必ずわかる。
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どうしてこんな事がという問題があったからこそ今の自分があると
確かに言える。主はみこころのご計画に導くために試練を用いてお
られ、それは必ず益となる。信じていよう。