2024年06月18日(火) 「アブラムはなおも進んで、ネゲブのほうへと旅を続けた。さて、 この地にはききんがあったので・・エジプトのほうにしばらく滞在す るために下って行った」創世12:9
「アブラムはなおも進んで、ネゲブのほうへと旅を続けた。さて、 この地にはききんがあったので・・エジプトのほうにしばらく滞在す るために下って行った」創世12:9
アブラムは「父の家を出て、わたしの示す地へ行け」との召しを受 け、カランを出発し、カナンの地に入った。そしてネゲブの方へと 旅を続けていた時に、激しいききんに会った。そこで、エジプトに しばし滞在するために下った。ききんが余りにも厳しく、命の危険 を感じたのだろう。エジプトに下って、アブラムは罪を犯してしま った。 美しい妻サラのために、自分は殺されるかもしれないと、保身のた めにサラを妹だと偽り、サラにも偽りを強要した。そのためサラ は、パロの宮廷に召し入れられる事となった。間一髪のところで、 主の介入により、救い出された。アブラムの失敗は、激しいききん に臨んだ時、主を仰がず、祈って主の御心を求めずに、自分の知恵 と判断で行動した事だった。 それがエジプト行きであり、間違いであった。まず主に祈り、頼 り、指示を求めるべきだった。私たちも信仰をもって歩み出した途 端に、厳しいききんが臨むかもしれない。その時に驚き慌ててしま い、主が飛んでしまい、自分で何とかしなければと焦る。心騒ぎ、 とにかく保身を考えてしまう。肉の策を考え、肉で行動する。 その結果、失敗し、刈り取りをする事になる。まず自分で動かず に、「わたしを呼べ」と言われる主を呼ぼう。どんな窮地であって も、主は手立てを持っておられ、そして逃れの道を備えておられ る。 ------------ いつでも自分の知恵が主への従順の邪魔をしてしまう。繰り返す失 敗から学びたい。祈り信仰によって歩もう。動揺するとき、主に助 けを求め、主を待とう。