2004年07月20日(火)

「彼はおのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた」(マタイ25:15)


 主人がタラントをあずけて行ったが、それぞれ額が違っていた。これは神のみこころと深い配慮のもとに与えられた才能と機会は皆異なるという事だ。隣の人と同じではない。皆が完全に異なるので、ライバルがいない事になる。そこに競争が全く意味をなさない。これは何と平安な人生だろう。人は皆、人との比較で汲々と生きている。優越感と劣等感の間を行ったり来り、高ぶり恐れ落ち込む。与えられたタラントをないがしろにして、人ばかり見ていないか。人を羨み、人を妬み、人のようであればよいのにと、比較の中に生きていないか。そうではなく自分に与えられたタラントに目を留めよ。それを活用し増やす事だけを考えよ。それがあなたに与えられた働きだ。
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本来おのおの特別なご計画のもとに与えられているタラントを、神様のみこころを離れ、比較の対象としているとは何と愚かなことだろう。もっと自由にのびのびと自分に与えられた賜物で仕えて行くことを祈ろう。