2004年12月19日(日)

「彼らは邪悪な口と、欺きの口を、私に向けて開き、偽りの舌をもって、私に語った・・憎しみのことばで私を取り囲み・・私をなじります。私は祈るばかりです」(詩篇109:2)

ある男性が学生時代、盗みの疑いをかけられた。身に全く覚えがないのに、非難、中傷の的となってしまった。自分の潔白を全校生徒と教師に大声で訴えたかった。悔しさや情けなさ、怒りや不安、しかしどうして良いかわからず、祈るばかりだった。すると、真犯人が発覚した。ダビデもまた、非難、中傷で絶えず攻撃にさらされた。欺きや憎しみを向けられ、呪われ、なじられた。彼には権力があり、反撃する事も出来たが、その力はいっさい用いなかった。神に信頼し、神に頼り、ひたすら祈り続けた。神がこの事態に関与し、神が計らって下さるようにと。私達も悪口を言われ、中傷された時、仕返しをしたくなるが、祈りによって神に委ね、神に介入して頂く方が遥かに賢明。
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肉は怒りで何倍にもして反撃したい。潔白だとそれが正当だとの巧妙な誘惑がくる。主も自分で復讐するな、神が復讐される。善をもって悪に勝てと言っている。肉の思いで動かず、神のお心に従うなら、その時神が働かれみわざをされる。今日も起こる出来事の中で、神のお心に焦点を向けておれるよう。