2001年04月19日(木)

『ダビデは神に言った。「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました」』(T歴代21:8)


 神は私達の心の奥を見ておられる。人前には
道徳的な生活をしているように見えても、心に主を
喜ばせない態度を密かに抱いているかもしれない。
霊的な罪は目に見えず、心に隠されているから、
それが何か外面的な行為となって存在が明らかにな
るまでは、無視してしまいがちだ。ダビデには二つ
の罪があった。バテシバへの情欲は姦淫と殺人に至り
自分自身にも痛みを、イスラエルにも不面目をもたら
した。また、人口調査を行うというサタンの誘惑に負
けた。自分の軍事力を誇っていたからだ。
神がもたらして下さったもので、神に信頼する事から、
彼自身の権力と能力への信頼という巧妙なごまかしが
あった。外面には見えないが、霊の罪、特に高慢の罪
に対して、充分警戒しないといけない。
人生の旅路で、またその最後でも、私達をつまずかせ、
転ばせ倒してしまう。高慢は多くの人々がつまずく石だ。