2006年09月19日(火)

 「夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた」ヨハネ21:4

 

主を裏切ったペテロの心は暗たんと
したものだった。深い痛みと虚しさ
の中にあった。暗く重い心でなすす
べなく、かつて捨てた網を取り、漁
に出たが一匹もとれない。惨めで無
力でどん底だった。そんな時、主の
方から語りかけが来た。
「食べる物がありませんね」正直に
自分の状態を認めて告げた。「はい、
ありません」これがいつも回復への
秘訣だ。自分には無い事を、主の御
前に正直に認める事だ。愛が無い、
真実が無い、能力が無い・・。
その時「右側に網をおろしなさい」
との指示が来た。彼らはその通りに
従い、網を下ろした。すると網が引
き上げられないほどの大漁だった。
主の語られる御声に従う事が大切だ。
無力で構わない。御声に従う時、神
の力が臨み、みわざを見る。主の方
からご自身を現わし、ペテロを回復
させて下さった。「主よ。あなたは
いっさいのことをご存じです」と、
ペテロはいっさいを、何もかもを主
に明け渡した。このペテロを聖霊に
満たし、宣教のために立てられた。
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自分の力を放棄し、肩の力を抜いて
素直に主に向き合うなら無力な自分
を認める事が出来る。空の自分の中
にはかり知れない主の恵みが、ひた
ひたと満ちて来る。