2007年12月20日(木)

「彼のことばがそのとおりになる時まで、主のことばは彼をためした」詩篇105:19

ヨセフは監獄で、献酌官長の見た
夢を解き明かした。牢獄から出て
元の地位に戻った時、自分を思い
出して、パロに話してくれるよう
頼んだ。しかし、彼はヨセフの事
は忘れてしまった。又、ヨセフは
ずっと以前に見た夢により、将来
の自分の輝かしい姿を知らされて
いた。しかし、その夢とは裏腹に、
兄達によりエジプトに売られ、夢
とはかけ離れた方向に向かって行
く。エジプトで主人の好意を得た
と思うと、主人の妻のため濡れ衣
で投獄される。神の約束は真実だ
が、足かせで悩まされ、鉄のかせ
の中に入った。神の約束と現実が
全く相容れない状況だ。信仰が試
される時だ。しかし神は常に共に
おられ、耐えられない試練はなく、
脱出の道も備えられた。ヨセフは
苦しみの中で忍耐し、主に仕え続
けた。神の言葉は、神の時に必ず
成就する。ヨセフはエジプトの総
理大臣に抜てきされ、飢饉から一
族を救う事になる。すべてが、パ
ズルのようにそれぞれの場所に完
璧に、神によって配置されていた。
見える所はぐちゃぐちゃだが、す
べては見えざる神の支配の中だ。
苦難によりヨセフ自身も砕かれ、
整えられ、兄たちと再会を果たす
事ができた。万事益だ。今、現状
が約束と真逆であるなら、神を待
ち望み信頼していよう。神の約束
は、神ご自身が必ず成就される。
・・・・・・・・・
神の「約束」は、「神ご自身」が
「神の時」に成就される。神の時
があり、そのプロセスで自分自身
も砕かれ、訓練され、鍛えられ、
成長させて下さる。神に一つの間
違いもない。