2008年12月20日(土)

「主のことばを聞け・・この地には真実がなく、誠実がなく、神を知ることもないからだ」ホセア4:1


人にとって大切なもの、必要なもの、無くてならないものは、「真実」と「誠実
(愛)」と「神を知ること」だとホセアは言った。

これが無くなる時、のろい、欺き、人殺し、盗み、姦通、流血につぐ流血、すべ
ての秩序は乱れ、崩壊すると。

出エジプト以来、イスラエルの民は、豊かさを求める余り、まことの神より、偶
像であるバアルに惹かれて行った。創造主を礼拝して生きて行くのではなく、神
を自分の欲望、自分の幸せを得る手段にしてしまっていた。

神はそんな民を「わたしの子をエジプトから呼び出した・・呼べば呼ぶほどいよ
いよ遠ざかり」「エジプトにいた時から、あなたの神、主」「エジプトから連れ
上り」繰り返し、繰り返し、出エジプト・イスラエルの原点を思い起こさせ、原
点に引き戻そうとされる。

「荒野に連れて行き、やさしく語ろう」
目に見えるもの、富、名誉、地位、賞賛、それらに惑わされて、それらを追求す
る生き方でなく、荒野の全く何も無かった所に、原点に戻り、本当に大切なもの
を見失わないようにと。

私たちも何に目が向き、何を求めているだろう。
「アコルの谷を望みの門に」富に執着したアカンは、アコルの谷で滅ぼされた。
神以外の、目に見えるものを求め、執着する心を明け渡す時に、「真実」「誠
実」「神を知ること」に初めて目が向いて行く。

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もっと主に満たされること、ご愛を知ること、主を知ることを妨げているのが、
自分が握りしめている宝、偶像だ。しかし、神は、どこまでも呼び続けて下さっ
ている。御声をかけ、やさしく語りかけておられる。握っているものに気づける
ように。