2025年09月07日(日)

「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます・・私の思いを 遠くから読み取られます」詩篇139:1



ある時主は、様々な起きる出来事により、普段は全く気づかない、
心の内側に気づかせて下さる。私たちも、自分の内にあるものに、
気づくだろうか。ある女性は、夫もクリスチャンで、夫婦で信仰を
持ち、クリスチャンホームを築いていた。忠実に教会に通い、喜び
もって奉仕をし、兄弟姉妹と交わり、教会生活はとても充実し、楽
しいものだった。

ある時、夫から、神学校への思いを打ち明けられた。突然だったが、
聞いていると、主の御心だと思えた。しかし職を辞することになる。
そう思った時に、心は動転した。ほとんどパニック状態となった。
「収入はどうなる?」「ローンの返済、経済的なことは?」「子ど
もたちの進路、これから、かかるであろう莫大な教育費は?」もう、
断崖の絶壁にいるような恐怖であった。不安で心は真っ暗だった。

信仰など、吹っ飛んでしまっていた。一体、自分は何?順風満帆、
順境の時の信仰でしかない事を、心底思い知らされた。まるで、海
上歩行のペテロのようだった。風を見た途端、ぶくぶくと湖に沈み
かけた。しかし自分がどうであれ、主が、しっかりつかんで、握っ
て放されなかった。

逆に初めて、主に真に向き合い、本音の自分で交わり、主に拠りす
がる経験に導かれた。そして何より、「ふたりが、どんな事でも、
地上で心を一つにして祈るなら・・それをかなえて下さる」夫婦で心
一つに祈るという、何にも代えられたい素晴らしい恵みを与えられ
た。
------------
問題に直面してはじめて、自分の本音を知る。本心に気づけたとき、
主に向いてありのままの憂いや願いを祈れる。さらに主に近く近く
されていくことが感謝だ。新たな祝福が備えられている。