2009年03月19日(木)

「苦い根が芽を出して悩ましたり、これによって多くの人が汚されたりすることのないように」ヘブル12:15



「苦い根」が自分の内にないだろうか。根だから、土の下に隠れて、外側からは
決して見えない。人の内側深くにあるものだ。

外側はにこやかに柔和で、優しく良い人であり、普通の社会人に見える。しかし、
何かで触発されると、その地中深くにある苦い根が、芽を出して来る。妬み、憎
しみ、批判、さばき、敵対心・・。

何かある時に、事が起こると、その苦みが出て来る。苦い根は、周囲に苦いもの
をまき散らす。周囲を害して行く。周囲を傷つけ、踏みにじり、暗たんたる気持
ちにさせ、恵みを消し去ってしまう。

恵みが吹き飛んで、暗いネガティブな嫌な気持ちにさせられる。そして、苦い根
はそれだけで終わらず、相手の底にもある苦み、嫌なもの、否定的なものを引き
出してしまうのだ。

経験あるだろうか。相手を責めて、攻撃して行くと、相手の中の悪いものが誘発
され、引き出され、双方でどんどん泥沼に落ちて行く。憎しみは、相手の憎しみ
をも引き出す。

逆に相手を受け入れ、愛し、尊び、喜んで行くと、相手の良いものを引き出す。

苦い根は主の御前に持ち出して、断ち切って頂こう。放っておくなら、根ははび
こる。光のもとに出すことだ。普段は隠れているが、事があるごとに出て来る、
苦い根があなたの内にないか。
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普段は隠れているが、触発される度に、出て来るものに向き合おう。主は根から
対処して下さる。苦い根は、自分で見て、認めて、主の前に出すなら、主が解決
に導いて下さる。言い訳せず、正当化せず、認めて、悔い改め、捨てよう。