2010年03月19日(金)

「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない」箴言16:3


あなたのしようとすること、あなたのプランを主に委ねよと言われている。自分のプランを主に委ねる事は、なかなか出来ない。私たちの願いは強烈で、欲望は強い。手放す事はできない。

プランを主に委ねるとは、結局、自分自身を主に委ねることだ。自分を明け渡すことは、自我にとっては難しい。自我は抵抗する。自分の思い通りにしたい。自我はどこまでも自己主張する。この自我が問題だ。

「おのれを閉ざす者は自分の欲望のままに求め」と箴言にあるように「自分の欲望のままに求めて行くと、自分を閉ざして行くことになる。そこから自由にされる事が、主に自分を委ねる事だ。

自分を明け渡すと、自分自身が解放される。神に渡せない自分、握りしめている自分が、問題の原因だ。よく聞く。「神は、こんな苦しみを与えていじわるだ」「私をひどい目に会わせる」「どこが愛なのか」思い通りに行かない歩みを恨み、神を恨む。環境のせいにし、ひどい神だと、神のせいにする。

しかし、実は、自己主張して止まない自我の強い自分自身が、問題だ。これが自分を苦しめている。ここに気づき、自分自身を明け渡して行く時、苦しみから解かれる。状況は変わらないが、心に安らかな安堵と平安が臨む。そして、明け渡した者には、主のご計画が自分の計画となり、用いられて行く。
---------------
神様の御心と思っていてもいつの間にか自分の思いにすりかわって行く危険がある。明け渡すことは、瞬間瞬間の自我の放棄だ。行くも戻るも神様が決められる事、必ず良くして下さると安心して手放してみよう。