2011年06月18日(土)

「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です」Tテモテ6:6

貪欲とは、底無しの欲望だ。これで充分という事がない。持てば持つほど、更に
渇いて、もっと欲しくなる。貪欲はどこまで行っても、これで良いという事がな
く、悲惨だ。絶えず欲求不満状態だ。貪欲に陥っていないだろうか。

神が充分必要を与えて下さっているのに、いつも不満だらけで、何の感謝も無い。
そこには喜びも平安も無い。不満は、神が与えて下さっている祝福や恵みも全く
見えなくしてしまう。
そして、その不満は、人との比較から来る。比較すると、隣の人が羨ましくて仕
方がない。自分がみすぼらしく、惨めに見える。劣等感に陥り、更に心暗くなり、
落ち込む。

自分に無いものを持つ人を妬むようになる。人ばかりが良く見えて、自分に与え
られているものが全く見えない。主の祝福が何も見えず、又、認める事もしない
ので、せっかくの神様の恵みを台無しにしてしまう。人と比較して、自分はダメ
だと思っているなら、人から目を離し、神に目を向けよう。

神を見る時、どんなに多くのものが与えられているかに、気づかせられる。与え
られている一つ一つのものを感謝して行く時、神が与えて下さったものを大切に
できる。そして、神に信頼を置いて行くので、状況に振り回されず、心は平安だ。

私たちに起きる一つ一つの事は、神の御心による事であり、ご計画と意図があり、
自分に必要だから起きている。そこに主を認め、信じて行く時、すべての事につ
いて感謝できて、満ち足りる事ができる。

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どんなに大変な状況の中でも、主を見上げ、主に委ねる時に、すっぽりと、主の
平安の中に入れられ、平安に包まれる事を経験する。状況は変わらないのに、自
分の心はまるで平安だ。心満ち足りている。