2014年02月16日(日)

「主はヤコブに仰せられた。『あなたが生まれた、あなたの先祖の 国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる』」創世記31:3


父と兄を欺いて、祝福を奪ったヤコブは家におれなくなり、叔父ラ
バンのもとに身を寄せる事に。孤独の中で野宿していた時に、神が
「あなたがどこへ行ってもあなたを守り、あなたをこの地に連れ戻
そう・・」と約束された。

しかし、その約束の成就に、数年ではなく、何と20年もの歳月を要
した。気が遠くなるほど長い年月だ。私たちは、待つ事が難しい。
しかし、神は早急にではなく、歳月をかけ、地道に私たちを導かれ
る。今の日々、主に在って、練られきよめられ、造り変えられる途
上にあり、1日も決して無駄な日は無い。

必ず時は満ちる。「神の時」は到来する。約束が、成就して行く時
には、よく見ていると、予兆がある。状況が少しづつ変化して行く。
ヤコブの周囲の状況も変化して行った。ラバンの息子達が、父の物
をみなヤコブが盗んだとの言い方をする。ラバンの態度も以前のよ
うでなくなった。

好意的でなくなり、このままなら争いが生じ、問題が起きそうだ。
ヤコブへの対応が違って来て、微妙な空気を感じ取る。そんな状況
の中で、はっきりと主の御声が臨んだ。「あなたの先祖の国へ帰り
なさい」「さあ立ってこの土地を出て、あなたの生まれた国へ帰り
なさい」。
今こそ約束の時、到来だ。私たちも、状況の変化を見落とさないで
いよう。そこに、神の言葉が臨んだ時、行動を起こすべき時だ。

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主は必ず約束を成就して下さる。しかし、「待つ」時間を与えられ
る。忍耐を与え、信仰を培って下さるために。主に期待し、主に望
みを置いて、待とう。状況をしっかり見張り、見極めつつ。微動だ
にしなかった状況に、何かの気配が出て来る。