2015年01月19日(月)

「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある」詩編34:1


あらゆる時に、主をほめたたえ、いつも主を賛美したダビデ。しか
し、この時の状況は最悪だった。サウルはダビデ殺害命令を発し、
それを知ったダビデは逃亡し、サウルから逃れるために、敵である
ガテ王アキシュのもとに身を寄せようとする。ところが、家来達が
ダビデの正体を告げる。

身の危険を感じたダビデは気狂いの振りをする。そしてアキシュか
らも追放され、ほら穴に避難する。よだれを流し、気狂いを装い、
あのダビデが、こんなにもひどい屈辱的な惨めな状況なのだ。問題
が無く、すべてが平穏無事で、順調のゆえの賛美なら、ダビデはそ
の対極だ。

しかし「主を求めると答えて下さった」「すべての恐怖から救い出
して下さった」「主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた」「主は聞かれ、
すべての苦しみから救われた」「主のすばらしさを味わい、これを
見つめよ」「主を恐れる者に乏しいことはない」「良いものに何一
つ欠けることはない」と主を大いに溢れるばかりに賛美している。

極めて悲惨な状況の中で、直ぐな心で主に焦点を当て、主を見よう
として行く時、隠された宝が現れて来るように、恵みが見えて来る。
神と、状況と、どちらを見て選び取るかで、天と地ほどに違って来
る。今、あなたはどちらを見ているだろう?「私が主を求めると、
主は答えてくださった」。主に焦点を向けよう。
-------------
悲惨な状況は環境ばかりではなく自分の内側もそうだ。落ち込みや、
挫折感、弱さや恐怖心ばかり見ていないで、その中から真っ直ぐに
真実な主を見続け賛美を献げていよう。