2015年06月18日(木) 「彼らは・・小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた」ヨハネ21:3
「彼らは・・小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた」ヨハネ21:3
主が、捕らえられた時に、ペテロは主を3度も否んで裏切ってしま った。「全部の者がつまずいても、私は決してつまずかない。死で も覚悟はできている」と豪語したペテロだったが。又、弟子たちも、 主が捕まるや、主を捨てて、くもの子を散らすように逃げ去った。 そんなペテロや弟子たちの心は、どんなものであったろう。心は折 れて、失望落胆し、深く痛んでいただろう。ガリラヤに戻ったペテ ロと弟子たちは、なすすべなく、捨てた網を再び取って、漁をした。 しかし、何もとれなかった。どんなに心虚しく、暗たんたる気持ち であったろう。 心がボロボロであった彼らに、その時、岸べから「舟の右側に網を おろしなさい。そうすれば、とれます」と言う声が聞こえた。 彼らはその声に従い、その通りに右側に網を下ろした。すると、網 を引き上げる事ができないほどの大漁であった。以前同じ光景があ った事を思い出し、主だと気づいた。 今、あなたも心が傷んでいるだろうか。失望しているだろうか。何 かの事で、後悔の念でいっぱいだろうか。そんな私たちの岸べに、 主が立って下さっている。赦し、回復させ、新しい力を与えようと 主が待っておられる。主の御声に従ってみよう。再び引き上げ、新 たにし立たせて下さる。いつも私たちの人生の岸べに立ち、御声を かけて下さる。 --------------- 自己嫌悪の朝を迎える日や、また落ち込む夜もある。それでも主は 傍らに立って御声をかけてくださる。不出来な自分ばかりを見ない で、聖書を開き、御言葉から主のなぐさめを心に受けよう。