2015年07月18日(土)

「あなたが証言なさったあの方が、バプテスマを授けておられます。 そして、みなあの方ほうへ行きます」ヨハネ3:26


ヨハネの弟子たちは、自分の師に向いていた皆の人気が、主イエス
の方に向かって行く事を寂しく思い、妬ましく思った。皆がどんど
ん主の方へ移って行く。自分たちの師を思うがゆえに、「みな、あ
の方のほうへ行きます」と訴える。

しかし、ヨハネは動じることなく「人は、天から与えられるのでな
ければ、何も受けることができない」と、そこに神の主権を認めて、
神の御心を受け止め、自らのおるべき場所に、満足しきっていた。
自分は花婿の友人であり、花婿が栄誉を受けることを喜ぶと。ヨハ
ネは、自分が衰え、主イエスが栄えることを心から喜んだ。

私たちの信仰人生には、時に、突然の事態に出くわす。受け入れら
れないような出来事が起きる。自分にとってマイナスであり、不都
合であり、嬉しくない事柄だ。そんな時は、どう受け止めればよい
のか。この世界を治めておられるのは神であり、完全な主権を持っ
て支配しておられる。私たちを取り巻く状況も、すべて神のご計画
による。

偶然ではなく、不運なのではなく、たまたまそうなったのではない。
完璧なご計画の内だ。人の思いと神の思いは大きく異なる。時に正
反対の事もあり、自分の思う道が閉ざされる事がある。そんな時、
周囲の人が羨ましかったり、取り残されたような寂しさを感じたり
する。
しかしそこに神を認め、ご計画と受け止めて行く時、その中で、神
の深いご愛や配慮、取り扱いを真に経験して行く。そこでしか知る
ことのできない主を経験して行く。

・・・・・・・・・・・
すべてが天から来る事を思う時、神と自分の関係だけになる。主が
与え、主が取られる。完璧なご計画の中でなされている事を思う時
に平安になる。羨望や動揺を感じる時は、とにかくまずそれを主に
持って行こう。主が受け止め、御心へと導いて下さる。