2016年06月18日(土)

「彼らは・・小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。 夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた」ヨハネ21;3 


主が、捕らえられた時に、ペテロは主を3度も否んで裏切ってしま
った。「全部の者がつまずいても、私は決してつまずかない。死で
も覚悟はできている」と豪語したペテロだったが。又、弟子たちも、
主が捕まるや、主を捨てて、くもの子を散らすように逃げ去った。

そんなペテロや弟子たちの心は、どんなものであったろう。心は折
れて、失望落胆し、深く痛んでいただろう。ガリラヤに戻ったペテ
ロと弟子たちは、なすすべなく、捨てた網を再び取って、漁をした。
しかし、何もとれなかった。どんなに心虚しく、暗たんたる気持ち
であったろう。

心がボロボロであった彼らに、その時、岸べから「舟の右側に網を
おろしなさい。そうすれば、とれます」と言う声が聞こえた。彼ら
はその声に従い、その通りに右側に網を下ろした。すると、何と網
を引き上げる事ができないほどの大漁であった。以前同じ光景があ
った事を思い出し、主だと気づいた。

今、あなたも心が傷んでいるだろうか。失望しているだろうか。何
かの事で、後悔の念でいっぱいだろうか。そんな私たちの岸べに、
主が立って下さっている。赦し、回復させ、新しい力を与えようと
主が待っておられる。再び引き上げ、新たにし立たせて下さる。い
つも私たちの人生の岸べに立ち、御声をかけて下さる。主がかけて
下さる御声に従ってみよう。

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信仰人生の中で、失望、落ち込みのどうにもならない時に、主は岸
べに立って下さっている。み声をかけて導き、引き上げて下さる。
これまでも経験して来た。いつも信仰人生の岸べに立っておられる。
この主が共におられるので、どんな時にも、救いがあり希望がある。