2017年08月19日(土)

「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。 あなたはわたしをあがめよう」詩篇50:15



ある人が会社を辞して、個人で起業した。それも日曜出勤が多く、
聖日礼拝を守りたいがためだった。始めるに当たり、祈りに祈って、
主の導きを確信しての事だった。素人であり、何もかもが初めてで、
祈りつつ主に頼りながら進めて行った。そんな時にアクシデントが
起きた。

仕事上、銀行、事務所、何軒もの取引先を行ったり来たりしていた
中、ふとバッグが無い事に気づいた。どこかに置き忘れたようだ。
そこに通帳、印鑑、現金、証書、小切手・・全財産が何もかも入って
いた。もう真っ青になり、すべての足どりをたどるが、幾ら探して
も無い。どこで無くしたかも覚えが無い。何もかもが初めての経験
でわからず、全財産も持ち歩いていたと。

すべて失うなら、これから先どうしたらいいのか。もう真っ暗だ。
もしかして御心を誤ったせいか?もう絶体絶命の思いで、何時間も
必死に祈り続けた。人生でこんなに祈った事は無かった。祈る中で、
たとえどうなったとしても、主が共におられる!「決してあなたを
離れず、また、あなたを捨てない」と。

すべて失ったとしても、主は良くして下さる、大丈夫だと思えて、
騒ぐ心が落ち着いて来た。すると電話が鳴り、警察からだった。何
と良い人に拾われていた。どんな窮地に陥った時にも、心底頼るべ
きお方がいる。必ず御手をのべて下さる。まず、主を呼び求めよう。
祈りに確かに答えて下さる。

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困難の時、苦しみの時、どうしてよいかわからない時、まず主を呼
び求めよう。主は目の前の困難の中から助け出して下さる。そして
主に頼ることを通して、主の栄光が現れるようにされる。自分自身
も新たに主を知り、御名を崇めて行く。