2018年02月16日(金) 「イエスは彼に言われた。『起きて、床を取り上げて歩きなさい』」ヨハネ5:8
「イエスは彼に言われた。『起きて、床を取り上げて歩きなさい』」ヨハネ5:8
一人の男性が38年間、病気で伏せっていた。主は、その長く伏せ っている彼に目を留められた。「イエスは彼が伏せっているのを見」 「それがもう長い間のことなのを知って」と。そして「よくなりた いか」と問われた。彼は、真っ直ぐに「よくなりたいです」と答え たのではなく、池の中に入れてくれる介助者がいないからだと言っ た。 そのせいで他の人が先に降り、自分はずっとこのままだと。人のせ いにしていた。確かに、彼には介助者がいなかった。寂しい孤独な 人生だっただろう。主は、彼の背景も、辛さも、嘆きも、状況も何 もかもご存じで御声をかけられた。そして「起きて、床を取り上げ て歩け」と言われた。 38年間、自分はかわいそうと、人のせいにし、自己憐憫の中にいる と、そこはそこで、楽で居心地良くなって来る。起きてそのような 床を取り上げ、歩み出せと言われた。「よくなりたいか」という事 は、現状がよくないという事だ。主はよくして下さる。御声を信じ て、起き上がろうとした時に、主から力が臨んで、起き上がる事が できた。 癒されて床を取り上げ歩き出した。私たちにも、彼と同様に、主の まなざしが注がれている。私たちの何もかもをご存じで、「よくな りたいか」と声をかけて下さっている。自分が依存している「床」 は何だろう。 ---------- どうせ駄目だ出来ないと諦めている事はないだろうか。ぐずぐずと 言い訳をしないで主に良くなりたいと応答したい。いつまでも変わ っていける。何と恵みだろう。