2021年08月19日(木) 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。あなたは、これら二つの木ぎれの煙る燃えさし・・に心を弱らせてはなりません」イザヤ7:4
「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。あなたは、これら二つの木ぎれの煙る燃えさし・・に心を弱らせてはなりません」イザヤ7:4
ユダのアハズ王の時に、アラム王レツィンとイスラエル王ペカが、 エルサレムに攻撃をしかけて来た。だが、ユダに勝てなかった。主 がユダを守られた。しかし「アラムとエフライムが同盟した」との 報告に、「王も民も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」。国 家的危機に、王も民も、恐怖でパニックとなった。混乱状態の中、 主はイザヤを通して、「静かにしていなさい」と「恐れるな、心を 弱らせるな」落ち着いて主に頼るようにと。 しかしイザヤの言葉も押しのけ、アハズは主に頼らずに、アッシリ ヤ王を頼り、援助を求めた。結果的に、アラムとイスラエルは、ア ッシリヤによって滅ぼされた。つまりユダは、主により守られた。 主がアッシリヤにより、アラムとイスラエルを滅ぼすとの計画があ ったから、静かにせよと。アハズ王の不信仰にもかかわらず、主は あわれみにより、ユダを守られたのだった。 しかし結局、アハズの選択はユダを破滅へと追いやり、アッシリヤ に滅ぼされてしまう事になる。私たちはどうだろう。急遽の困難な 事態に、アハズのようにパニックになり、恐れで動揺し、主以外の ものに、目に見えるものに頼ろうと、人間的画策をするだろうか。 主に頼るか、それとも主を押しのけ、方向違いに走るだろうか。 今、困難に直面しているなら、「気をつけて、静かにしていなさい」 が主の答えだ。「恐れるな、心を弱らせるな」と。まず落ち着いて、 主を仰ごう。主に信頼を寄せよう。私たちは、主の御手の中に置か れている。まずは動かずに、主を覚え、主に祈ろう。 ------------- 慌てて動き始めても心は不安定のままで、やがて座って主に祈る。 動く前にまず主に向かおう。恐れや不安は、ただの燃えさしでは ないのか。動揺せず主の導きに耳をすまそう。